今週のお題「最近おもしろかった本」
最近アマプラで「力の指輪」を見ていまして。久しぶりに指輪物語を読み返しているところです。
読み始めるとスイスイ読めるけど、読み始めるまでの気力が必要。なんせ一緒に冒険に出かけるわけですから。それなりの気合がいりますよね。
今週のお題の「最近おもしろかった本」ですが、その指輪物語ではなく
廣島玲子さんの「ナルマーン年代記」の三部作について書こうと思います。
廣島さんといえば、今キッズたちに大人気の「不思議駄菓子屋銭天堂」シリーズの作者です。ということを全部読み終えてから知ってびっくりしました。全然イメージと違う~。
三部作の物語の舞台は水の都「ナルマーン」。人間と魔族がともに住む世界です。
人間と魔族が協力し合ったり、時には憎しみあいながらそれぞれの信念を元に生き抜いていく、というゴリゴリのファンタジーです。
魔族の三人の王たちがとても大切なキーパーソンなのですが、それぞれ違った魅力があっていいのですよ。
邦人作家で三部作でファンタジーで、ってなると荻原規子さんの「空色勾玉」をふと思い出しましたが、それよりはあっさりめ。でも大人でも(もちろん若い人たちでも)とても楽しめる作品です。
なにより児童文学大好き!ファンタジー大好き!な私が久しぶりにドはまりした作品ということで最近おもしろかった本として挙げさせてもらいました。
あと本の装丁がとても素敵です。もちろん挿絵も素敵。
普段ファンタジーというジャンルの小説を読まない方でも読みやすい作品なんじゃないかなと思います。
ぜひ秋の夜長のお供にいかがでしょうか~。